人事評価制度導入で助成金最大130万円!
働き方改革により、労働者のやる気やモチベーションUPが重要となり、一人一人の生産性を上げていく必要が出てきました。特に中小起業においては、人事評価制度自体が未整備の会社も多く、経営者の感覚で昇給や昇格がなされている会社もあるのではないでしょうか。そのような状態が継続すると、労働者にとってはどうすれば昇給するのかが明確ではなく、経営者に気に入られた人だけが昇給することにより、やる気が削がれてしまいます。そこで、厚生労働省から人事評価委制度を導入して客観的な評価に基づいて評価・査定することで、助成金が支給される制度が出てきました。
生産性向上に資する能力評価を含む人事評価委制度を整備し、定期昇給等のみによらない賃金制度を設けることを通じて生産性向上、賃金アップと離職率低下を図る場合に助成金が支給されます。
導入効果
- 社員の能力や成績に応じて求める役割の明確化を実現
- 会社の方向性に即した評価制度の導入
- 公正に評価される仕組みによる従業員のモチベーションUP
【助成金の受給額】
制度整備助成:50万円
生産性向上に資する人事評価制度及び賃金制度を整備し、2%の賃金アップを実施した場合に助成金が支給されます。
目標達成助成:80万円
人事評価制度等整備計画の認定申請時から3年経過後に申請し、生産性要件を満たすとともに、賃金アップと離職率低下を実現した場合に助成金が支給されます。
2%UPとは、人事評価制度を施行してから1年経過後に、人事評価制度を行うことにより、被保険者数全体の賃金の2%がアップしたことが認められた際に助成金が支給されます。必ずしも全員の賃金アップする必要がありません。
例)
A氏25万円→26.5万円
B氏25万円→25万円
C氏25万円→25万円
この場合、全体で2%アップしているので受給要件を満たしています。
自社に合った人事評価制度を導入することは大変な作業です、しかし、評価やインセンティブとは、企業が求めている方向性や目標を示すことで、労働者がどこに向かって努力すれば良いかが明確になるので、会社が求める結果と労働者の成果との方向性が合致することになります。すなわち、会社と労働者が同じ方向を向いて努力することができるため無駄が省けます。結果として、会社と労働者がWinWinとなることができます。
みなさんの会社において下記の点をチェックしてみてはいかがでしょうか。
☑現在の人事評価制度が古くて機能していない。
☑会社と社員の向かっている方向性が合致していない。
☑利益が出ても、社員に還元される制度になっていない。
☑生産性の高い社員を評価できる制度になっていない。
1つでもチェックが入る場合は、評価制度を見直してみると良いかもしれません。結果として、労働者のモチベーションもアップして、助成金を受給できることにもつながります。
もう少し詳しい助成金情報を知りたい方は、お近くの専門家、又は、問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。
出典URL
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000199313.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000199313.html
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000199313.html