医療・介護・ヘルスケア支援の補助金 群馬県

医療や介護、そしてヘルスケア産業は、ものづくり企業が持つ高度な技術力を活かせる分野として「雇用創出」や「経済成長」を実現し、「健康増進」も同時に実現できる分野として注目されています。この医療、介護、ヘルスケア分野は、法律で定められている機器や製品以外にも周辺領域が広いのですが、ビジネスとして成功を収めるには、現場のニーズをくみ取った製品開発を行うことが重要です。そこで、この医療、介護、ヘルスケア分野に企業が新規参入するための支援、または事業拡大の支援に要する経費を補助することで、地域の雇用創出を目指しています。

補助金の内容

医療、介護、ヘルスケア等の現場が抱える課題の解決に資する事業化可能性の高いアイデアを有する中小企業に対して、機器や製品、周辺領域等の開発経費の一部を補助する補助金です。

補助金の補助額:最大200万円

補助率:2分の1以内

補助対象事業社:群馬県内に主たる事業所を有する中小企業

補助金取得のための要件

医療、介護、ヘルスケア等の現場が抱える課題の解決に資する事業を対象とし、下記の3要件を満たす必要があります。

  1. 開発にあたり、医療機関等による助言を受けることができる体制が確立できていること。
  2. 医療機関や介護施設(以下、「医療機関等」)で抱える課題やニーズに応える製品の開発・改良事業であり、事業終了後、1・2年以内に事業化の見込みがあること。
  3. 医療関連の取組として、3年以内に1名以上の雇用創出の見込があること。

補助金の対象製品

対象製品として下記の製品である必要があります。

  • 医療、介護、ヘルスケアの現場で使用することを前提とした機器や製品
  • 人々の健康な生活をサポートする又は健康増進・維持・回復・疾病予防等に寄与することを前提とした機器や製品
  • 医療食、介護食、高齢者向けの食品等、付加価値の高い加工食品

補助金の対象外の事業として下記がありますので注意して下さい。

  • 企画・開発の内容が、既に他において完成されたものと同一とみなされる場合や、既存技術・製品の軽微な改良である場合
  • 開発段階を終えて、スケールアップ又は量産化段階に達している場合
  • 機械・器具などの購入(設備投資)を主な目的とした申請とみなされる場合
  • データ試験、臨床研究及び知財出願を主たる内容としている事業
  • 同一又は類似の事業について、国、市町村、財団法人等が実施する他の助成制度(補助金、委託費等)を活用して開発を行っている事業
  • 公序良俗に反する事業

補助金の対象経費

補助金の対象経費としては、下記の費用が該当します。

  • 原材料費
  • 機械装置費
  • 工具器具費
  • 外注加工費
  • 調査研究委託費
  • 外部指導受入費
  • 知財出願費
  • その他経費

補助金の経費として、下記は対象外となりますので注意して下さい。

交付決定日より前に契約や支出を行った経費

人件費、旅費交通費、会議費、送料

取引に係る消費税及び地方消費税

パソコン、事務プリンターなど汎用性のあるもの

文房具などの事務用品等の消耗品代、書籍代

補助金の募集期間

平成30年4月2日(月)~5月21日(月)

医療、介護、ヘルスケア産業は、今後ますます注目される事業かと思われます。機動力のある中小企業が補助金を活用して、現場の問題を抽出した製品開発ができることは地域を盛り上げることにとっても非常に重要です。これから医療、介護、ヘルスケアに参入する企業はもちろん、現在の既存事業として製品のある企業にとっては製品をさらに改良してニーズを高くすることにより、お客様の満足が高まるかと思われます。

 

ご興味のある方は、ぜひお近くの専門家へ問い合わせしてみて下さい。


出典URL
http://www.pref.gunma.jp/06/bh0100055.html