ヒートアイランド対策に予算1000万円の助成金

二酸化炭素の排出による温暖化など世界では、緑、水、大気などの自然環境破壊が急速に進んでいます。自動車の排出ガスを抑制するために電気自動車や水素自動車など地球に優しい取り組みが行われていますが、建物や屋上、駐車場に緑を増やすことで二酸化炭素の抑制を行う企業に対して、このたび助成金が支給されることになりました。

 助成金の対象者

助成金の対象企業として、日本国内の法人または地域活動団体となります。

 助成金の対象事業

助成金の申請者が下記の場所で植栽するもの

  • 屋上
  • 建物の外壁面
  • 駐車場
  • 空き地
  • プランター等で行う新たな緑化事業で、樹木、芝、多年草等

対象事業は平成31年3月15日までに実施・管廊するものであること。

但し、播種、育苗等の緑化準備については平成30年4月1日以降に開始であっても良い。

事業地は、日本国内の都市部または、その周辺地であること。

事業対象地は、法令、条例に違反していないこと

屋上の緑化については、当該建築物の耐久性・安全性が確保できていること。

助成金の助成対象規模としては、新たに緑化を行う面積の合計が原則として30㎡以上であること。但し、地植えを行わないプランターなどに係るものについては15㎡以上である必要があります。

 助成金の対象額と対象費用

  • 助成金の予算額 1,000万円
  • 助成対象費用の額、または250万円いずれか少ない額(1件あたり)

新たな緑化を行うのに必要な、次の工事費用の合計額とします。但し、植栽の維持管理費や事業実施に伴う運営費等は除きます。

  • 本工事費用

植栽に必要な費用、植栽基盤に必要な費用、かん水設備の整備費用など

  • 付帯工事費

施設整備に伴い設置する安全施設等、必要最小限度の付帯工事費用

 維持管理と表示板の設置

助成事業が完了した後も良好な維持管理を行い、少なくとも3年間は植栽の撤去、移植等を行わないこと。

助成事業者は、事業地内の見やすい場所に「高原環境財団助成事業」により整備されたことを示す表示板を設置する必要があります。

 助成金申請の募集期間について

平成30年5月11日(金)まで

 助成金の審査基準について

審査基準については、申請者から提出された申請書類一式および必要に応じて行われたヒアリングや現地調査の結果に基づいて選考委員会で審査し、採択を行います。

 審査基準1:事業の目的が、緑化の推進によるヒートアイランド対策の目的に合致していること

審査基準2:費用や完成後の維持管理計画が適切であること。

審査基準3:事業地が都市部にあり、周辺の環境や景観に良い影響をもたらしていること。

審査基準4:事業の確実性が高く、申請者の熱心さ、斬新なアイデアや地域普及性が認められ、将来への発展が期待できること。

審査基準5:申請者が前年度に本助成を受けている場合には、事業内容が前年度より優れており、連続して助成するにふさわしいと認められること。

 ヒートアイランド対策として緑化は環境を良くするという意味でも非常に大切です。企業の経営者で、屋上や駐車場など少しでも植栽できる場所があれば、この助成金を活用して緑を増やしてみてはいかがでしょうか。働いている労働者は緑を見る事で、すがすがしい気持ちにもなると思われます。

 少しでもご興味があれば、専門家へ問い合わせてみて下さい。


出典URL
http://takahara-env.or.jp/bosyu/01_heat_island.html