トライアル雇用助成金とは

トライアル雇用とは、求人を出した際に、職業経験の不足などの理由により就職が困難な求職者を原則3ヶ月間の試行雇用することにより、適性を見極めてから常用雇用へのきっかけを目的としています。求職者の適性を見極めてから常用雇用へ移行できるためミスマッチを防ぐことができるため、経営者にとっては良い助成金かと思われます。

トライアル雇用助成金には、主に下記3つのコースがあります。

  • ① 一般トライアルコース助成金
  • ② 障害者トライアルコース助成金
  • ③ 障害者短時間トライアルコース助成金

一般トライアルコース助成金とは

一般トライアルコース助成金とは、求人を出した際に、職業経験、技能、知識不足等から安定的な就職が困難な求職者について、ハローワーク又は民間の職業紹介事業者等の紹介により、一定期間試行雇用した事業主に対して助成金が支給されます。

支給額

対象者一人あたり、月額最大4万円(最長3ヶ月間)

障害者トライアルコース助成金とは

障害者トライアルコース助成金とは、求人を出した際に、就職が困難な障害者を、ハローワーク又は民間の職業紹介事業者等の紹介により、一定期間試行雇用を行う事業主に対して助成金が支給されます。

支給額

対象者一人あたり、月額最大4万円(最長3ヵ月間)
※精神障害者を初めて雇用する場合は月額最大8万円

障害者短時間トライアルコース助成金とは

基本的には、障害者トライアルコースと同じですが、求人を出した際に、所定労働時間を10時間以上20時間未満とし、障害者の職場適応状況や体調等に応じて、同期間中にこれを20時間以上とすることを目指す助成金です。

支給額

対象者一人あたり、月額最大2万円(最長12カ月間)

このように、中小企業にとっていきなり正規社員として採用することは固定の人件費が重くのしかかってしまいますが、トライアル期間を設けることによりお互いのミスマッチが防止できますので良いかと思われます。更に助成金も受給できますので、是非活用していきましょう。


出典URL
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/trial_koyou.html